ロジモプロ
アカデミー

ネットショップを1人で運営する方法は?始め方や成功のコツを解説

ネットショップを1人で運営する方法は?始め方や成功のコツを解説

作成日:2026.08.26  最終更新日:2026.08.26

担当者のイメージ画像

ネットショップは、商品の準備と手続きの順序さえ押さえれば、1人でも開業できます。今は初期費用・月額固定費0円のネットショップ作成サービスがあり、決済や配送の仕組みも用意されているため、専門知識がなくても立ち上げは可能です。

ただし、商品登録から受注、梱包、発送、問い合わせ対応、確定申告まで、すべての業務が自分1人に集中する点は避けられません。注文が増えるほど発送作業に時間を奪われ、売上を伸ばすための商品開発や集客に手が回らなくなるのが、1人運営を行うときの壁となります。

当記事では、1人で開業するメリットとデメリット、ジャンル選びから商品ページ公開までの6ステップについて解説します。あわせて、1人で回せる限界の見極め方と、長く続けるための4つのコツも紹介するので、ネットショップ開設を検討している方はぜひご覧ください。

ネットショップを1人で開業するメリットとデメリット

ネットショップを1人で開業するメリットは、費用を抑えながら自分の判断で素早く動ける点にあります。反対に、業務はすべて自分に集中するため、集客や販促の知識も自力で身につけなければなりません。

ここでは、1人での開業が自分の商材や生活スタイルに合うかどうか、メリットとデメリットの両面から解説します。

ネットショップを1人で開業するメリット

1人での開業には、コスト・働き方・スピードの3つの面でメリットがあります。

  • 人件費を抑制できる
  • 自分のペースで作業ができる
  • 意思決定のスピードが早くなる

1人で開業すると、従業員を雇わない限り自分以外に給与や社会保険料といった毎月固定の支出が発生しません。作業時間も自分で決められるため、本業の傍ら、平日の夜間と休日の時間を使ってネットショップを運営するということも可能です。

また、値付け、セールの実施時期、仕入れ先の変更まで、会議や稟議を挟まずに自分だけで決められるため、流行の移り変わりが早いアパレルや雑貨を扱う場合、有利に働くでしょう。

ネットショップを1人で開業するデメリット

1人運営の弱点は、業務負荷の集中と、求められる知識の幅広さです。

  • 業務負荷が高くなる
  • 集客や販促などの知識やノウハウが必要になる

1人運営の場合、商品登録、受注確認、梱包、発送、問い合わせ対応、入金確認、確定申告まで、すべて自分だけでこなさなければなりません。注文が増えるほど発送作業に時間を取られ、商品開発や販促に手が回らなくなります。

また、自分でECサイトを立ち上げる場合、楽天市場やAmazonといったモールとは異なり、集客も自力で行う必要があります。ネットショップは開設しただけでは訪問者が増えず、検索エンジンやSNSからの流入を増やす工夫が必要です。特定商取引法に基づく表記や返品条件の設定など、法令面の対応も自分で確認しなければなりません。開業前に、苦手な領域をどう補うかまで考えておくと安心です。

1人で運営できるネットショップの始め方

ネットショップは、専門知識がなくても1人で立ち上げられます。ショップ作成サービスが決済や配送の仕組みをあらかじめ用意しているため、必要なのは売る商品と、順序に沿った準備です。

ここでは、ジャンル選びから商品ページの公開まで、6つのステップに分けてネットショップの始め方を解説します。

販売する商品のジャンルを決める

最初に決めるのは、何を売るかです。取り扱うジャンルによって、仕入れ方法・在庫の持ち方・利益率・発送方法まで変わります。

1人運営で扱いやすいのは、常温で保管でき、小さくて軽い商品です。アクセサリー、文房具、キッチン雑貨、アパレル小物などは、自宅の一室でも保管でき、宅配便の小型サイズやポスト投函型のサービスで発送できます。冷蔵や冷凍が必要な食品、大型の家具は、保管設備と配送手配の負担が大きく、開業直後の1人運営には向きません。

自作のハンドメイド品か仕入れ商品かも、この段階で決めておきます。ハンドメイドは制作時間によって売上の上限が決まる一方、仕入れ販売はまとまった在庫資金が必要です。手持ちの資金と、1週間に確保できる作業時間から、無理なく回せるジャンルを選びましょう。

商品の需要や競合相手の情報を調べる

ジャンルを決めたら、その商品が実際に売れているかを確認します。需要のない商品は、どれだけ丁寧にページを作っても売上につながりません。

需要や競合を調べる方法は主に3つあります。

  • 大手モールで同種の商品の価格帯とレビュー件数を確認する
  • 検索キーワードの月間検索数を無料ツールで調べる
  • SNSで商品名やジャンル名の投稿数と反応を見る

競合調査では価格だけでなく、送料の設定、写真の枚数、説明文の詳しさ、注文から発送までの日数なども確認しましょう。1人運営で大手と同じ価格競争に入ると、値下げの体力勝負になって消耗するだけです。用途を絞った品ぞろえ、独自の組み合わせ販売、丁寧な梱包など、価格以外で選ばれる理由を作れるかどうかを判断基準にしてください。

事業計画を立てる

事業計画では、いくら売って、いくら手元に残るのかを数字にします。感覚のまま運営を続けると、売上が立っていても資金は尽きてしまいます。

最低限、以下の項目を月単位で書き出してください。

  • 目標売上と販売点数
  • 仕入れ原価と粗利率
  • サービス利用料と決済手数料
  • 梱包資材費と送料
  • 広告費

決済手数料は売上に対して数%かかるため、粗利率が低い商材ほど利益を圧迫します。1点あたりの利益が数十円しか残らない設計では、個人運営の範囲では注文が増えても手取りはほとんど増えません。

目標売上から逆算し、1日に何件出荷する必要があるかまで数字にすると効果的です。1人で回せる件数を超えるなら単価を上げるか、計画を組み直しましょう。

ネットショップ作成サービスを決める

ショップ作成サービスは、月額費用と決済手数料のバランスで選びます。売上が小さいうちは月額0円で手数料がかかるプラン、売上が伸びたら月額を払って手数料を下げるプランのように状況に合ったものを選びましょう。

判断の目安は、月額費用の差を手数料の差で回収できるかどうかです。開業前に分岐点を計算しておけば、売上が伸びた時点で迷わずプランを変更できます。

決済方法や配送方法を定める

決済方法は、購入者が使い慣れた手段をそろえるほど、購入直前の離脱を防げます。クレジットカード決済を軸に、コンビニ払い、キャリア決済、後払い、スマホ決済を組み合わせるのが基本です。ショップ作成サービスの標準機能として申し込みだけで使える場合が多く、決済会社ごとに個別の審査を受ける手間はかかりません。

配送方法は、商品のサイズと重さから決めます。厚さ数cmの小型商品なら、宅配便より安いポスト投函型のサービスを使うと送料を抑えられます。送料を商品代金に含めるか購入者負担にするかも、粗利率を見ながら開業前に決めておきましょう。

また、梱包資材のサイズは2、3種類に統一すると、梱包のたびに迷わなくなり、1件あたりの作業時間が短くなります。

商品ページを作成する

商品ページは、購入者にとって写真と説明文で購入するかどうかを決める場所です。実物に触れられない購入者にとって、ページに書かれた情報がすべてになるため、分かりやすい記載を心がけることが大切です。

写真は、全体・正面・背面・使用イメージ・サイズが分かるカットを最低5枚用意しましょう。明るい自然光で撮影し、背景を白や無地に統一すると、商品の色や質感が伝わりやすくなります。説明文に書くのは、素材・サイズ・重さ・容量・生産国・使用上の注意です。使いやすいといった感想を並べるより、「幅18cm・A4サイズが入る」のように、数値で示すほうが、購入者は自分の用途に合うかを判断できます。

あわせて、特定商取引法に基づく表示事項を確認し、返品条件や商品の引渡時期を明記しましょう。

\発送業務に関するお役立ち情報をお届け!/

\初期費用・固定費0円のパッケージ物流サービス/

サービス料金紹介

ロジモプロはEC・通販物流代行サービスのパイオニアである「株式会社 清長」が運営する、完全従量課金制の発送代行サービスです。

「ロジモプロ」サービス料金表ダウンロードはこちら

ネットショップを1人で始めるときにやるべき手続き

個人で事業を開始した場合は開業届の対象となり、青色申告を希望する場合は、別途、青色申告承認申請書を期限までに提出します。それぞれ提出先と期限が決まっているため、いつまでに、どうやって提出するのかを解説します。

個人事業の開業届の提出

開業届は、事業を始めたことを税務署に知らせる書類です。正式名称は個人事業の開業・廃業等届出書で、新たに事業所得を生む事業を開始した人が提出します。

提出期限は、事業の開始等の事実があった日の属する年分の確定申告期限までです。期限が土曜日・日曜日・祝日に当たる場合は、その翌日が期限になります。提出先は納税地を所轄する税務署長で、e-Taxソフトで届出書を作成して電子送信するか、書面を作成して持参または送付します。

出典:国税庁「A1-5 個人事業の開業届出・廃業届出等手続」

e-Taxを初めて利用する場合は、事前に利用者識別番号の取得が必要です。書面でマイナンバーを記載して提出するときは、本人確認書類の提示または写しの添付も求められます。

提出に手数料はかかりません。屋号の欄を埋めておくと、屋号名義の口座開設や取引先への説明がしやすくなります。

青色申告承認申請の提出

青色申告承認申請書は、青色申告の特典を受けるために提出する書類です。承認を受けて複式簿記による記帳や期限内申告など要件を満たすと、所得金額から55万円、一定の要件を満たす場合は65万円を差し引ける青色申告特別控除を利用できます。65万円の控除には、複式簿記による記帳に加えて、e-Taxでの申告または仕訳帳と総勘定元帳の電子帳簿保存が必要です。

複式簿記は手書きでの対応が難しいため、開業と同時に会計ソフトを導入し、売上と経費を日々記録する体制を整えておくと、確定申告の時期に慌てずに済みます。

出典:国税庁「No.2072 青色申告特別控除」

提出期限は、青色申告をしようとする年の3月15日までです。その年の1月16日以後に新たに事業を開始した場合は、事業開始の日から2か月以内に提出します。提出先は開業届と同じく納税地を所轄する税務署長で、e-Taxソフトからでも書面でも申請が可能です。開業届と同時に提出すれば、出し忘れを防げます。

出典:国税庁「A1-8 所得税の青色申告承認申請手続」

ネットショップを1人で運営するときにかかる費用はどの程度?

ネットショップの開設自体は、月額0円から始められます。ネットショップ作成サービスの無料プランを活用すれば、初期費用をかけずに開設し、売れた分だけ手数料を払う形式となります。

開業時にかかる主な費用は、仕入れ代金、撮影用の備品、梱包資材の3つです。仕入れは扱う商品によって幅が大きく、ハンドメイドなら材料費のみで数万円、仕入れ販売なら数十万円が目安になります。撮影は手持ちのスマートフォンでも足り、照明と背景紙をそろえる数千円程度で始められます。

毎月かかるのは、サービス利用料、決済手数料、梱包資材費、送料などが挙げられ、決済手数料は売上の3%台から6%台が中心です。

1人で運営するのに向いているネットショップは? 主要なサービスを比較

1人運営に向いているのは、初期費用と月額費用を抑えられ、決済や配送の設定を管理画面だけで完結できるサービスです。主要な4サービスを、費用・決済手数料・入金サイクルの3点で比較します。

サービス初期費用・月額費用決済手数料入金サイクル
BASE(スタンダードプラン)0円・0円3.6%+40円+サービス利用料3%申請から10営業日
STORES(フリープラン)0円・0円5.5%〜翌月末
カラーミーショップ(フリープラン)0円・0円6.6%+30円〜
※Amazon Payは6.5%+30円
当月末日締め・翌月末日入金
Shopify(Basicプラン)0円・3,650円(年払い)3.55%〜利用する決済サービスにより異なる

費用面で負担が軽いのは、月額0円で使えるBASE・STORES・カラーミーショップの3つです。集客のしやすさも比較した観点では、BASEはショッピングアプリのPAY IDに無料掲載され、STORESはGoogle Merchant CenterやInstagramと自動連携できます。

1人運営では、管理画面の分かりやすさも重要な判断材料です。受注から発送までの操作数が少ない画面ほど、1件あたりの処理時間は短くなります。無料プランや無料体験を使い、商品を1点登録して注文処理まで試してから、本格運用するサービスを決めましょう。

出典:BASE「料金」

出典:STORES「【売上管理】売上はいつ振り込まれますか?」

出典:カラーミーショップ「フリープランとはなんですか」

出典:Shopify「価格設定」

1人でネットショップを運営するのがキツくなる限界は?

1人運営が難しくなる分岐点は、発送作業が1日の労働時間を圧迫し始めたときです。ピッキングから梱包、送り状の貼り付けまでを1件5~6分で処理できたとしても、1日10件で約1時間、20件では約2時間かかります。ここに受注確認、問い合わせ対応、商品登録、経理が加わると、1日の大半が定型作業で埋まってしまう計算です。

出荷件数が増えるほど、誤出荷や梱包漏れも起こりやすくなります。1人では別の担当者による相互確認が難しく、ミスがそのまま購入者に届いてしまう点も、規模拡大の壁になります。

次のような状態が続いたら、限界が近いサインだと言えるでしょう。

  • 発送作業に毎日2時間以上かかっている
  • 商品開発や集客に手をつけられない日が続いている
  • 翌日出荷の約束を守れない日が出てきた

いずれかに当てはまるなら、出荷数を抑えるか、発送業務を外部に任せる検討を始めるタイミングです。

1人でネットショップを運営するときの成功のコツ

1人でネットショップを運営して成功するには、支出を抑えつつ在庫を小さく保ち、集客を続けながらリピーターを育て、必要に応じて業務を外部に任せる姿勢が欠かせません。売上が伸びる前に固定費と在庫を抱え込むと、資金が尽きて継続できなくなります。

ここでは、開業直後から実践できる4つのコツを解説します。

固定費を抑えて小さく始める

売上が安定するまでは時間がかかる前提で、毎月固定でかかる費用を小さくしましょう。ネットショップは開設から数か月、注文がほとんど入らない期間が続くため、固定費が大きいほど資金は早く減ります。

抑えるべき固定費は、ショップ作成サービスの月額費用、有料テンプレート、外部の倉庫賃料、広告費の4つです。開設当初は月額0円のプランを選び、手数料の総額が有料プランの月額費用を上回った時点で切り替えると、費用の最適化につながります。

作業場所も、まずは自宅の一室で十分です。在庫が増えて保管しきれなくなってから外部の保管先を検討すれば、家賃という固定費を後ろ倒しにできます。

在庫を持ちすぎない

在庫は、資金繰りと保管スペースの両方を圧迫します。仕入れた時点で現金が商品に変わるため、売れ残った分だけ手元の資金は減り、次の仕入れや広告に回せるお金がなくなります。

開業直後は、売れ筋が読めない状態で大量に仕入れることは避けましょう。少量を仕入れて反応を見てから追加発注する進め方なら、外れた商品の損失を小さく抑えられます。受注してから制作や仕入れを行う受注生産や予約販売の仕組みを使えば、在庫を持たない販売も可能です。

在庫を持つ場合は、商品ごとに何日で売り切れているかを月に一度は確認しましょう。3か月動かない商品はセールや同梱プレゼントで在庫を減らし、保管スペースを空ける判断も必要です。

低予算で始められる集客を継続する

集客は、低予算で始められる手段を長く続けるほど効果が積み上がります。広告は出稿を止めると流入が止まる一方、検索エンジンやSNS経由の流入なら、蓄積した記事や投稿が残り続けます。

おすすめは、商品の使い方やコーディネートを紹介するブログ記事の投稿、InstagramやXでの制作過程の発信、購入者へのメールマガジン配信です。いずれも費用は実質0円で、かかるのは時間だけになります。

続けるコツは、更新の頻度を無理のない水準に決めることです。毎日投稿にこだわらず、継続できる更新頻度を設定しましょう。新規顧客の獲得には広告費がかかる一方、既存の購入者には費用をかけずに再購入を促せます。

必要に応じて業務をアウトソーシングする

すべてを完璧にこなそうとせず、売上に直結する業務へ自分の時間を集中させることも大切です。商品企画、仕入れ、写真撮影、集客は売上を左右しますが、梱包や発送といった定型業務は、標準化しやすい領域です。

外部に任せやすいのは、発送代行、カスタマーサポート、経理記帳の3つです。発送代行を使うと、倉庫へ商品を納品したあとは出荷指示だけで発送が完了するため、梱包作業から解放されます。

アウトソーシングで物流業務を効率化すれば、空いた時間を商品開発や集客へ振り向けられます。委託先を選ぶ際は、小ロットから対応できるか、費用が従量課金かどうかを確認しましょう。

まとめ

1人でのネットショップ運営を続けるコツは、固定費を抑え在庫を小さく保ち、無料で始められる集客を積み上げることです。開設から数か月は注文が入りにくいため、ネットショップ作成サービスは月額0円のプランを契約し少量の仕入れから始め、売れ行きを見ながら広げると資金が尽きにくくなります。

一方で、売上が伸びるほど発送作業に時間を奪われるのも事実です。発送に毎日2時間以上かかる、翌日出荷を守れない日が出てきたといったサインが出たら、発送業務を外部に任せるタイミングです。

ロジモプロは小ロットから利用できる発送代行サービスで、入庫から在庫管理、ピッキング、梱包、出荷までをまとめて任せられます。空いた時間を商品企画や集客へ振り向け、1人でも伸ばせる体制を整えましょう。

ロジモプロの無料相談&見積依頼はこちら

\発送業務に関するお役立ち情報をお届け!/

\初期費用・固定費0円のパッケージ物流サービス/

サービス料金紹介

ロジモプロはEC・通販物流代行サービスのパイオニアである「株式会社 清長」が運営する、完全従量課金制の発送代行サービスです。

「ロジモプロ」サービス資料ダウンロードはこちら

まずはお気軽にご相談ください

03-5577-3094

受付時間 平日9:00~18:00

倉庫保管料0円キャンペーン

【EC運営】の他の記事