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BASEのかんたん発送Appの使い方とは|メリットや設定方法を詳しく解説!

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2025.05.08

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BASEにはネットショップの運営に役立つAppが沢山用意されていますが、中でも「かんたん発送App」は出品者にとって嬉しい機能が多々あります。
ネットショップでの売り上げが増加すると、それに比例して発送業務の負担も増加していくためご自身で発送業務を行っている場合は作業効率化のためにもかんたん発送Appなどの活用をおススメします。
少しでも発送業務の負担を減らしたいと感じている方はぜひこの記事を参考にしてかんたん発送Appを活用してみてください。

かんたん発送Appとは?

BASEのかんたん発送AppとはBASEがヤマト運輸や日本郵便と連携してBASE内で無料で提供している業務効率化Appです。

以前はヤマト運輸と連携した「かんたん発送(ヤマト運輸連携)App」のみでしたが、2024年10月より日本郵便と連携した「かんたん発送(日本郵便連携)App」の提供がスタートしました。

どちらも宛名書きが不要、全国一律の配送料、追跡、補償つきなどさまざまな出品者に嬉しいメリットがあることが特徴です。

かんたん発送Appのメリット

「かんたん発送(ヤマト運輸連携)App」と「かんたん発送(日本郵便連携)App」に共通するメリットを紹介します。

全国一律料金かつ、定価よりも安い配送料

かんたん発送Appを利用することで定価よりも安い配送料で商品を発送することが可能です。

また、個人でヤマト運輸や日本郵便から発送する場合、配送地域によって料金が異なることが一般的ですが、かんたん発送Appを利用することで発送元や発送先の地域を問わずに全国一律(※1)の料金で発送することが可能です。

送料が全国一律になることで販売時の送料設定が容易になることも嬉しいポイントです。

また、海外住所からの購入には対応していないことには注意が必要です。

※1 配送料金は種別・サイズ毎に全国一律で設定されています

宛名書きが不要

かんたん発送Appを使うことで配送伝票の宛名書きをすることなく、2次元コードから送り状を印刷することが可能です。

現在、宛名書きを手書きや手入力している事業者様はかんたん発送Appを利用することで手書きや入力作業をせず、2次元コードをかざすだけで送り状を発行することができます。

実際にかんたん発送Appを利用しているショップの多くは送り状が自動で発行できることに魅力を感じ利用していることが多いそうです。

コンビニや営業所、郵便局などさまざまな場所から発送可能

かんたん発送(ヤマト運輸連携)Appではコンビニ(セブン-イレブン、ファミリーマート)やヤマト営業所などから、

かんたん発送(日本郵便連携)Appではコンビニ(ローソン)や郵便局、郵便ポストなどから発送することが可能です。

それぞれサイズや配送方法によって発送可能な場所が異なりますので下記表を参考に持ち込みを行いましょう。

また、ヤマト運輸連携では+80円で集荷に来てもらうことやクール便の取扱いも可能です。

ネコポス・120~160サイズまでの宅急便のみ集荷に対応していないことには注意が必要です。

※クリックで拡大

支払い作業が必要ない

かんたん発送AppはBASEの管理画面内の売上残高から発送にかかった費用が自動で減額されるため、支払い作業が必要ありません。

2次元コードの読み込みが完了し、荷物の受付を行った後、注文を発送完了ステータスに変更したタイミングで売上残高からの引き落としが行われます。

個人で発送する場合に都度必要となる配送会社への支払いの手間が減ることも嬉しいポイントです。

注意点としてヤマト運輸連携と日本郵便連携で料金利用の確定タイミングが異なります。

ヤマト運輸連携は2次元コードを読み込んだ時点でかんたん発送の利用が確定されるため、2次元コードを発行したとしても、読み込む前であれば通常発送に変更することが可能です。

しかし、日本郵便連携は2次元コードを発行した時点でかんたん発送の利用が確定されます。

匿名配送が可能

ヤマト運輸、日本郵便ともに+60円支払うことで送り主情報を匿名にして発送することも可能です。

この場合、送り主情報の「氏名」「住所」「電話番号」が配送伝票に印字されません。

かんたん発送(日本郵便連携)Appの場合は住所の都道府県のみ印字されます。

個人でショップを運営しており、自宅とは別に住所を持っていない場合などは非常に助かる機能になっています。

ただし注意点として、購入者がキャンセルによる商品の返品を行う場合、当事者間で直接連絡を取り、返品先の住所を開示する必要があります。

ヤマト運輸連携と日本郵便連携の違い

全国一律の配送料や宛名書きが不要な点など共有するメリットが数多くありますが、それぞれの違いもまた存在します。

ここではそれぞれにしかないメリットについて紹介します。

ヤマト運輸連携のメリット

ヤマト運輸連携のメリットは3つあります。

1つ目は配送日の指定ができることです。
日本郵便連携では配送日の指定ができないのに対して、ヤマト運輸連携では配送日の指定が可能です。

2つ目はクール便に対応していることです。
ヤマト運輸連携ではクール宅配便の冷蔵タイプと冷凍タイプの2種類から選ぶことができ、商品に合わせて選択することができます。

3つ目は集荷に対応していることです。
発送件数が多い場合、コンビニや営業所への持ち込みが難しい場合も少なくありません。

その他、コンビニからの発送においても日本郵便連携はローソンかファミリーマートでも一分の店舗にしか設置されていないファミロッカーからしか発送できないのに対し、ヤマト運輸連携はセブン-イレブンやファミリーマートから発送が可能です。

日本郵便連携のメリット

日本郵便連携のメリットは何といっても厚さ3㎝以下の商品を安価に発送できる点です。

ヤマト運輸連携を利用する場合、一番配送料が安価なネコポスが税込290円なのに対し、日本郵便連携ではゆうパケットポストminiが税込180円から利用することができます。

厚さ3㎝までであれば、ゆうパケットポストmini、ゆうパケットポスト、ゆうパケットと複数発送方法が用意されていることも日本郵便連携の大きなメリットと言えます。

その他、郵便ポストから発送できることも大きな違いです。

かんたん発送Appで利用できる配送方法と料金

かんたん発送(ヤマト運輸連携)Appとかんたん発送(日本郵便連携)Appでそれぞれ利用できる配送方法と料金について紹介します。

ヤマト運輸連携で利用できる配送方法

※クリックで拡大

ヤマト運輸連携で利用できる配送方法はネコポス・宅急便コンパクト・宅急便・クール宅急便の4つです。

また、180サイズ・25㎏以上の荷物やクール宅急便についてはコンビニから発送することはできないため、営業所への持ち込みもしくは集荷を利用して発送する必要があります。

※クリックで拡大

日本郵便連携で利用できる配送方法

※クリックで拡大

日本郵便連携で利用できる配送方法はゆうパケットポストmini・ゆうパケットポスト・ゆうパケット・ゆうパックの4つです。

名称に「ポスト」とついている配送方法は郵便ポストからの発送のみとなり、それ以外は郵便局からの発送となります。

スマリボックスやファミロッカーが利用できるのはゆうパケットのみとなります。

※クリックで拡大

設定から発送までの流れ

ここからは実際にBASE上でかんたん発送Appを利用するための設定方法を解説します。

かんたん発送Appをインストールする

BASE Appsの一覧ページからかんたん発送Appをインストールしてください。

かんたん発送(ヤマト運輸連携)Appはこちら

かんたん発送(日本郵便運輸連携)Appはこちら

どちらも無料でインストールが可能です。

利用したい注文を選択する

注文管理から「未対応」になっている対象の注文を選択しましょう。

注文詳細ページ下部に表示されている「かんたん発送Appで発送する」の項目、利用したいAppのボタンをクリックして、送り状内容入力ページに進んでください。

ヤマト運輸連携の場合はヤマト運輸連携のAppを選択してください。

送り状作成ページを編集する

注文情報から荷扱い、配送方法、配送場所など設定に必要な項目を選択してください。
入力が完了したらヤマト運輸連携の場合は「発送コードを発行する」ボタンをクリックして、発送コードを発行してください。

発送コード発行後でも、レジなどで発送コードを読み取る前であれば、「発送コードを再発行する」から修正して再発行することが可能です。

集荷を選択している場合は、発送コードは発行されません。
日本郵便連携の場合は、以下の通りに対応してください。

【配送方法がゆうパケットポスト・ゆうパケットポストminiの場合】
表示された「確認・コード読み取りへ進む」ボタンをクリックしてください。

【配送方法がゆうパック、もしくはゆうパケットの場合】
「確認へ進む」をクリックして、表示された「送り状案内確認」の画面から「発送コードを発行する」ボタンをクリックしてください。

※一度発送コードを発行すると、かんたん発送(ヤマト運輸連携)への変更や、送り状内容の修正、発送コードの再発行ができなくなりますのでご注意ください。

発送コードで送り状を印刷する

ヤマト運輸連携にて発送コードを発行した場合、梱包した商品と発送コードを表示できるスマートフォン等を持っていくことで、ヤマト運輸の営業所やコンビニから送り状の発行を行うことが可能です。

ヤマト運輸営業所:ネコピット(タブレット端末)
セブン-イレブン:レジにてバーコードを提示
ファミリーマート:マルチコピー機(Famiポート)

その後、窓口もしくはレジにて送り状の貼付を行い発送を行うことができます。

日本郵便連携にて発送コードを発行した場合(ゆうパック・ゆうパケット)、梱包した商品と発送コードを表示できるスマートフォン等を持っていくことで、郵便局やコンビニから送り状の発行を行うことが可能です。

郵便局:送り状印刷専用プリンタ(ゆうプリタッチ)もしくは窓口担当者にコードを提示
ローソン:Loppiにて読み取り後、申込券を受け取ってレジへ提示
ファミリーマート:ファミロッカー
スマリボックス:スマリボックス(ゆうパケットのみ)

その後、窓口もしくはレジにて送り状の貼付を行い発送を行うことができます。

日本郵便連携にて発送コードを発行しなかった場合(ゆうパケットポスト・ゆうパケットポストmini)、専用資材で梱包後、内容に誤りがないことを確認し、「2次元コードを読み取る」ボタンをクリックしてください。

起動したカメラアプリで、専用資材の2次元コードの読み取りを行ってください。
読み取りに成功したら、「2次元コードを確定して投函に進む」をクリックしてください。

※2次元コードを確定すると、送り状内容の修正ができなくなりますのでご注意ください。

その後ポストから投函してください。

発送完了の通知を送る

発送コードを使用して送り状を発行した場合、発送コード読み取り画面に表示されている「注文管理で発送済み処理をおこなう」をクリックすると、発送が完了したかどうかの確認画面が表示されます。

「完了した」をクリックすると、対象の注文の詳細画面が表示されますので、商品を発送済みに変更し、発送処理を完了させてください。

専用資材の2次元コードを使用した場合、2次元コード読み取り確定後の画面に「注文管理で発送済み処理を行う」というボタンがありますのでこちらをクリックしてください。

発送が完了したかどうかの確認が表示されますので、「完了した」をクリックして注文の詳細画面から商品を発送済みに変更し、発送処理を完了させてください。

いずれも必ず商品を発送した後、発送処理を行ってください。

まとめ

BASEが提供するかんたん発送(ヤマト運輸連携)とかんたん発送(日本郵便連携)は宛名書き不要な2次元コードでの送り状発行や定価よりも安い配送料金などさまざまなメリットのある配送方法です。

単純な金銭的、生産性のメリットだけではなく、匿名配送可能な点など個人でネットショップを運営している方にも嬉しいメリットもあります。

どなたでも無料で利用できるため、発送作業の効率化を図りたい方はぜひアプリの活用を検討してみてください。

ただ、中には商品や資材を保管するスペースを用意できなかったり、自分で梱包作業をするのが難しいという方もいるかもしれません。

株式会社清長が提供している発送代行サービス「ロジモプロ」では商品販売後の梱包や在庫管理など煩雑な発送業務をまるっとお任せいただけます。

また、ロジモプロはBASEとAPIにて連携可能なため、BASE上で受注した注文に手を加えることなく、ロジモプロ倉庫から発送、発送完了メールの送信まで自動で行うことも可能です。

初期費用や月額固定費もなく、商品1点、発送1件からご利用いただけるため、既にネットショップを運営している事業者様はもちろん、これからネットショップを運営する事業者様にも幅広くご利用いただけます。

発送作業をアウトソーシングすることで、商品開発や販促活動に注力でき、在庫保管スペースや作業スペース、人件費など把握が難しかった物流費も正確に把握することができます。

ネットショップの売上増加に比例して、出荷件数も増加していきます。

出荷件数の増加に伴い、発送作業の業務負荷や在庫保管スペースの圧迫など、商品を売るための業務ではなく、売れた後の業務に課題を感じてきたタイミングで発送作業のアウトソーシングを検討してみてはいかがでしょうか。

少しでも発送業務の効率化や物流費の最適化にご興味のある方はぜひロジモプロをご検討ください。

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