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流通加工とは?種類や具体例・物流業務における必要性を解説

  • #EC物流
  • #発送代行

2024.05.10

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流通過程において、商品に付加価値を付けるために行う加工のことを「流通加工」と呼びます。流通加工には、大きく分けて「生産加工」と「販促加工」の2種類があり、消費者・顧客の満足感や商品の信頼性アップには欠かせない工程です。

当記事では、流通加工の概要や必要な理由を解説するとともに、流通加工の種類とそれぞれの具体例を解説します。併せて、流通加工の主な課題と課題解決に向けた対策方法なども紹介するので、物流業界に携わっている方はぜひご一読ください。

流通加工とは?

流通加工とは、流通過程において商品に付加価値を付けるために実施する加工全般のことです。

例えば、工場から原材料や製品が出荷されるとき、荷姿が均一化されていなければ使い勝手がよくありません。そこで、消費者や顧客にとって利便性が高くなるよう、流通加工を行うことが重要になります。

流通加工が必要な理由

流通加工が必要な理由や目的は、主に以下の3つです。

  • 顧客の作業負担を軽減する
    商品の購入後に面倒な作業が発生した場合、顧客は期待を裏切られたように感じて満足度が下がります。しかし、流通加工を行って商品の完成度を向上させておけば、顧客側が行うべき作業を減らすことが可能です。顧客の作業負担が少ない便利な商品には、購入へのハードルが下がり、リピーター創出につながるといったメリットがあります。
  • 商品の付加価値を高める
    流通加工によって商品に付加価値を与えることが可能です。例えば、全く同じ商品でも、簡易包装で届く場合と美しく梱包され説明書が同封されている場合とでは、後者のほうが顧客に喜ばれやすくなります。商品を加工するコストは増えるものの、その分付加価値が高まれば顧客が購入を決める1つの要因にもなるでしょう。
  • 商品の信頼性を高める
    検品・検針も広い意味では流通加工に含まれます。流通加工を行うことで質の高い商品が問題なく顧客の元に届くようになれば、顧客からの信頼を獲得できます。

流通加工の種類とそれぞれの具体例

流通加工の種類は、大きく分けて「生産加工」と「販促加工」の2つです。生産加工は商品に対する直接的な加工を、販促加工は間接的な加工を指します。それぞれ具体例を交えて詳しく紹介するので、参考にしてください。

生産加工の具体例

生産加工は、材料や部品を商品化するための加工工程です。生産加工は、工場の中で製造段階の商品に対して行われます。

生産加工の具体例は、以下の通りです。

  • カット加工            
  • プレス加工            
  • 梱包               
  • 丁合               
  • 組み立て

どのような生産加工を行うかは、商品によって大きく異なります。例えば、食品や鉄鋼、木材、ガラス材、布などが材料となる場合、均等に切り分けたりスライスしたりするカット加工が必要です。アパレル商品の場合は、アイロンを用いてプレス加工を行い、シワを伸ばして商品を整えることもあります。印刷物や出版物であれば、「丁合(ちょうあい)」と呼ばれる製本作業が必須です。

また、商品を配送中の衝撃などから保護するための梱包も生産加工に含まれます。さらに、商品のボルト締めや電子部品のはんだ付けなど、組み立て作業も加工工程で行えば顧客の購買意欲アップを促進できます。

販促加工の具体例

販促加工は、売れる商品を作るために行う加工のことです。販促加工は、小売店や物流倉庫の中などで、販売前の準備段階の商品に対して行われます。

販促加工の具体例は、以下の通りです。

  • 検品            
  • ラベリング            
  • 包装               
  • アソート              
  • シュリンク

ラベリングは、商品に値札やタグ、ラベルなどを貼り付ける作業を指します。例えば、飲食物や医薬品の場合、ラベルに使用方法やアレルギー情報、賞味期限、使用期限などを記載しておけば、消費者が安心して購入できるようになります。

アソートは複数の商品を組み合わせて梱包すること、シュリンクはフィルムに熱を加えて商品の形状に合った梱包をすることです。アソートの例としては、ギフトセットやお菓子の詰め合わせなどが挙げられます。

流通加工の主な課題とは

流通加工にはさまざまなメリットがありますが、自社で行うのは難しいと考える事業者も少なくありません。なぜなら、流通加工を行う際には以下のような課題が発生するためです。

コストが発生する
流通加工には多くの工程があり、業務内容に合った人材や設備などを確保する必要があります。今いる人材で対応できない場合は新たに人を雇う必要があり、人件費だけではなく採用コストがかかる点にも注意しなければなりません。また、流通加工を行うためのスペースも必要であり、企業によっては環境づくりそのものに多額のコストが発生します。

 

人的リソースが足りない
流通加工作業を機械によって自動化できない場合、多くの人的リソース確保が必要です。しかし、ほかの業務の担当者を流通加工業務に従事させると、元々の仕事がおろそかになり、かえって商品の品質低下につながる可能性があります。

 

設置スペースが狭い
そもそも流通加工に必要なスペースを確保できないケースもあります。流通加工を行うには、段ボール箱の保管スペースや作業員の作業スペース、導入した加工設備の設置スペース、梱包後の商品を保管するためのスペースなどが必要です。狭いスペースに無理に詰め込むと、作業員同士の接触や商品の倒壊などによって事故が発生する危険性があります。


流通加工を行うには、上記のようなさまざまな課題を乗り越えなければなりません。そのため、
流通加工の経験やノウハウを持ち、問題が生じた際に臨機応変に対応できる人員も必要と言えます。

流通加工の課題解決には物流アウトソーシングがおすすめ

流通加工を自社で行うのが難しい場合、アウトソーシングするのがおすすめです。ただし、物流アウトソーシングには以下のメリットがある一方、デメリットもあるため、両方を知った上で慎重に検討する必要があります。

メリット ・作業負担を軽減できる
・コスト削減につながる
・高品質な流通加工を行える
・流通加工のための人材やスペースを確保する必要がない
デメリット ・かえって品質が低下する場合もある
・委託範囲によってはコストが割高になる


すでに設備や知識・技術を持っているプロにアウトソーシングすることで、
最初から高品質な流通加工を行える点が大きなメリットです。自社で新しく流通加工を始めるよりも作業効率がよく、トラブルが発生する確率も減らせるため、顧客の満足度向上にもつながります。

ただし、流通加工は委託先の会社との連携が不可欠です。委託先に依頼内容をきちんと伝えられなかった場合、かえって品質が低下する恐れがあります。物流アウトソーシングを行う際には、委託先と密にコミュニケーションを取り、認識の差をなくすことが大切です。

参考記事:物流アウトソーシングのメリットとは?委託先企業の選び方も解説

物流アウトソーシングパートナーの探し方のポイント

物流アウトソーシングパートナーを探す際には、まず希望する流通加工に対応してもらえるかを確認しましょう。業者によって対応できる流通加工の種類も変わってきます。流通加工に関して自社がこだわりたい部分を洗い出し、選ぶべき業者を絞るのがおすすめです。

過去の実績を確認すると、物流アウトソーシングパートナーを探しやすくなります。自社商品と同様の商品を取り扱った実績がある業者なら、委託したい業務に慣れていることが予想され、安心して依頼できます。

委託先の業者の対応力や、対応範囲を確認しておくのも大切です。将来的に追加の加工が発生する可能性がある場合は、相談に応じてくれそうな業者を選ぶとよいでしょう。また、流通加工を依頼する中で何らかのトラブルが発生した際に、どのような対応をしてもらえるのかを明確にする必要があります。一度のミスが大きな損失につながりかねないため、いざというときに責任があやふやにならないよう、事前に確認しておいてください。

まとめ

流通加工は、顧客の作業負担を軽減したり、商品の付加価値や信頼性を高めたりすることが主な目的です。流通加工が販促につながり、結果としてリピーターを生み出すケースもあります。自社での流通加工が難しい場合は、アウトソーシングするとよいでしょう。

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