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推し活時代のECを支える「エンタメ物流」とは?エンタメ企業が今、物流を見直すべき理由

  • #EC運営
  • #業務効率

2026.01.16

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推し活の広がりとともに、エンタメ業界におけるECの重要性は年々高まっています。
アーティストやアニメ、キャラクター、VTuberなどの公式グッズ販売は、今やエンタメビジネスに欠かせない収益源の一つとなりました。

一方で、EC化が進むほど表面化してくるのが「物流」の課題です。
イベントやライブに合わせて注文が集中する物流波動、SKU数の多さや複雑な同梱作業、そして配送ミスがそのままSNSで拡散されてしまうリスク。エンタメ業界ならではの物流課題に、頭を悩ませている企業も少なくありません。

これまで物流は裏方の業務と捉えられがちでしたが、推し活時代においては物流そのものがファン体験の一部となっています。届け方一つでブランド評価が左右される今、エンタメ企業には従来とは異なる視点での物流戦略が求められています。

本記事では、推し活市場の拡大によって変化するエンタメ業界の現状を整理した上で、エンタメ物流特有の課題とその解決策、そして物流体制を見直す際のポイントを分かりやすく解説します。
エンタメビジネスの成長を支える物流のヒントを探している方は、ぜひ最後までご覧ください。


また、実際に小ロットから発送代行サービスをご利用いただいた方の導入事例も併せて紹介いたしますので、ぜひご参考になさってください。

推し活の拡大で変わるエンタメ業界とECの今

エンタメ業界では近年、「推し活」というファン文化の広がりを背景に、ビジネスモデルそのものが大きく変化しています。

ライブやイベントへの参加にとどまらず、公式グッズの購入や限定アイテムの収集など、ファンの消費行動はより日常的かつ継続的なものになりました。その中心的な役割を担っているのがECです。

この章では、推し活とは何かという基本的な考え方から、推し活市場の拡大、物流への影響などを解説します。

推し活とは?ファン消費行動の変化

推し活とは、アーティストやアイドル、アニメ・ゲームのキャラクター、俳優、VTuberなど、自分が応援する存在を「推し」として支援する活動全般を指します。

単なる娯楽消費ではなく、推しの活動を継続的に応援する意思表示として商品購入やイベント参加が行われる点が特徴であり、2021年頃から社会的に認知されるようになりました。

また、「推し」と呼ばれる対象の多様化により、従来型の一極集中型ファン活動から、分散型で多彩な推し活へ進化しています。

この消費行動の変化により、エンタメビジネスでは「どれだけ売れるか」以上に、「どのような体験を提供できるか」が重視されるようになりました。

限定性、ストーリー性、所有する満足感などが購買動機となり、グッズ一つひとつがファンとの関係性を深める接点となっています。

推し活の現状とEC化の進展

推し活市場の拡大に伴い、エンタメ業界ではECを軸とした販売体制が急速に整備されています。

以前はイベント会場や店舗での物販が主流でしたが、現在では公式ECサイトを通じた予約販売、受注生産、事後通販、オンライン限定グッズが一般的になりました。

EC化によって販売機会は大きく広がる一方、注文から配送までの体験が可視化されるようになっています。

購入後に商品がいつ届くのか、どのような状態で届くのかといった点は、ファンの満足度を左右する重要な要素です。

ECは単なる販売チャネルではなく、ファン体験を設計する場へと進化しています。

拡大する推し活市場と物流への影響

エンタメ業界の主要分野の市場規模は2020年から2024年にかけて約50%拡大しており、
2021年以降、関連市場が堅調に拡大してきたことが確認できます。

推し活は「推し」の代替性が低く、消費者は「必要経費」として支出を継続しやすいため、物価高や円安の影響を受けにくいと言えます。

結果的に企業にとって推し活市場は安定収益を生み出す市場となり、成長分野の一つとして今後も経済的に一定の寄与を果たすことが期待できるでしょう。

推し活市場が拡大するほど、エンタメ企業が取り扱う商品点数や出荷量は増加します。
特に、イベント開催前後や販売開始直後など、短期間に大量の注文が集中するケースが多く、物流への負荷は年々高まっています。

また、グッズの種類が増えることで在庫管理や出荷作業は複雑化し、従来の物流体制では対応しきれない場面も増えてきました。

このように、推し活市場の成長はエンタメビジネスに大きなチャンスをもたらす一方で、物流体制の見直しを迫る要因にもなっています。

(出典:財務省「推し活~若年層を中心に急成長する消費形態~」
https://www.mof.go.jp/public_relations/finance/2025011/202511f.pdf)

エンタメ物流特有の課題

エンタメ業界における物流は、一般的なEC物流とは異なった難しさを抱えています。

推し活市場の拡大とEC化の進展により、出荷量や商品構成、求められる品質は年々高度化しており、従来の物流体制では対応が難しくなっているケースも少なくありません。

この章では、エンタメ物流において特に課題となりやすいポイントを解説します。

繁忙期と閑散期の差が激しい物流波動

エンタメ物流の最大の特徴の一つが、出荷量の波動が非常に激しい点です。

新商品の販売開始日やライブ・イベントの開催前後、予約販売の締切直後など、特定のタイミングに注文が集中し、短期間で大量の出荷対応が求められます。

一方で、それ以外の期間は出荷量が落ち着くため、常に同じ人員や設備を維持することは効率的とは言えません。

物流を委託していない場合、繁忙期の物流波動に対応しきれず、配達遅延や梱包ミスなどが発生しやすくなるという課題があります。

SKU数の膨大さと複雑な同梱・セット作業

エンタメ業界で扱われるグッズは、SKU数が多く、形状やサイズもさまざまです。

さらに、ランダム封入商品、限定特典の同梱、複数商品のセット販売など、出荷作業が複雑になりやすい傾向があります。

これらの作業はマニュアル化が難しく、現場の経験や属人的な判断に頼りがちです。

その結果、作業ミスが発生しやすく、確認作業や再発送といった追加工数が発生する原因となります。

物流品質がファン体験に直結し、炎上リスクにつながる

エンタメ業界における物流は、丁寧な梱包はもちろん正確な同梱対応や配送スピードといった品質面が重視されます。

商品が破損して届いた、特典が入っていなかった、配送が大幅に遅れたといったトラブルは、ファンの期待を大きく裏切ることになります。

こうした不満はSNSを通じて瞬時に共有され、企業や作品、IPそのものの評価に影響を与える可能性があります。
一度の物流トラブルがブランドイメージを損ねてしまうリスクがあるため、エンタメ物流では特に高い品質管理が求められます。

エンタメ物流をアウトソースするメリット

エンタメ物流特有の課題を踏まえると、自社だけで物流業務を抱え続けることが必ずしも最適とは限りません。

推し活市場の拡大により、出荷量や業務内容が複雑化する中で、物流体制そのものを見直す動きがエンタメ業界でも広がっています。

この章では、エンタメ物流をアウトソースすることで得られる具体的なメリットについて解説します。

繁忙期でも出荷が止まらない体制を構築できる

エンタメ物流をアウトソースする最大のメリットは物流波動に強い体制を構築できる点です。

自社で物流体制を構築した場合に難しい人員の調整も物流会社にアウトソースすることで実現することが可能です。

これにより、販売機会を逃すことなく、イベントやキャンペーンに合わせたスムーズな商品提供が可能になります。

出荷遅延によるクレームや機会損失を防げる点は、エンタメ企業にとって大きなメリットと言えます。

コスト構造が明確になり、予算管理がしやすくなる

物流体制を内製化している場合、人件費や倉庫費用、資材費などが固定費として積み上がりやすく、コストの全体像が見えにくくなる傾向がありますが、物流をアウトソースすることで保管費用や出荷費用が明確になり、コスト構造を把握しやすくなります。

また、物流会社にもよりますが固定費ではなく従量課金制を敷いている物流サービスにアウトソースすることで日々の物流コストを変動費化することも可能です。

繁忙期のみアウトソースし、閑散期は自社で発送対応するなど賢く物流サービスを活用することで物流費の最適化を実現できます。

梱包・配送品質が安定し、顧客満足度が向上する

エンタメ物流に慣れたアウトソース先であれば、グッズ特有の取り扱いや梱包方法についてもノウハウを持っています。

商品を安全に届けるだけでなく、開封時の印象や同梱物の正確さにも配慮した出荷が可能です。

物流品質が安定することで、ファンの不満や不安を減らし、安心して購入してもらえる環境を整えることができます。

結果として、ファン満足度の向上やリピート購入につながります。

商品開発・販促活動などコア業務に集中できる

エンタメ業界の物流に限らず、物流業務をアウトソースすることで、社内の人材や時間を本来注力すべき業務に集中させることができます。

商品企画やIP開発、プロモーション施策など、エンタメ企業の競争力を高める領域にリソースを割けるようになります。

物流が安定することで、事業全体のスピード感も向上し、より攻めのビジネス展開が可能になります。

失敗しないためのエンタメ物流パートナーの選び方

エンタメ物流をアウトソースすると決めた場合、次に重要になるのが「どの物流パートナーを選ぶか」です。

物流は一度委託すると簡単に切り替えられるものではなく、パートナー選びを誤ると、かえって運用負荷やトラブルが増えてしまう可能性もあります。

この章では、エンタメ企業が物流パートナーを選定する際に、特に確認しておきたいポイントを解説します。

ぜひ価格や立地といった表面的な条件だけでなく、エンタメ業界特有の事情に対応できるかどうかを軸に参考にしてみてください。

エンタメ・グッズ物流の実績があるか

まず確認すべきなのは、エンタメ業界やグッズ物流の実績があるかどうかです。

エンタメ物流には、物流波動の大きさや複雑な同梱作業など、一般的なEC物流とは異なる特性があります。

業界実績のある物流会社であれば、こうした特性を理解した上で運用設計がされており、立ち上げ時のトラブルを最小限に抑えることができます。

まずは導入事例の閲覧や問い合わせを行い、実績について確認しておくとよいでしょう。

物流波動への対応力と運用の柔軟性

次に重要なのが、出荷量の増減に柔軟に対応できるかどうかです。

繁忙期だけでなく、突発的なキャンペーンやイベント連動の出荷にも対応できる体制があるかを確認しましょう。

柔軟な対応力があるパートナーであれば、販売計画の自由度が高まり、機会損失を防ぐことができます。

1日の上限出荷件数に定めがあるかなど、物流サービスのキャパシティを一度確認しておくと安心です。

梱包・セット組みなどの対応範囲

エンタメ物流では、単純なピッキング・発送だけでなく、同梱作業やセット組み、特典対応などが発生することが多くあります。

どこまで対応可能なのか、事前に確認しておくことが重要です。

対応範囲が広いほど、社内での作業や調整が減り、運用全体をシンプルに保つことができます。

まずは対応してほしい作業を洗い出し、要望を伝えて対応可否について確認しておきましょう。

ECシステムとの連携可否

ECカートや受注管理システムと物流システムが連携できるかどうかも、見逃せないポイントです。

システム連携ができていない場合、手作業によるデータ連携が発生し、ミスや工数増加の原因になります。

スムーズなシステム連携は、業務効率化だけでなく、出荷精度の向上にもつながります。

トラブル発生時の対応

エンタメ物流において、トラブルを完全にゼロにすることは現実的ではありません。
重要なのは、問題が発生した際にどれだけ早く状況を把握し、適切な対応ができるかという点です。

誤配送や破損、特典の入れ忘れなどのトラブルは、ファンの期待を大きく損なう可能性があります。
特にエンタメ業界では、こうした事例がSNSを通じて拡散されやすく、初動対応の遅れがブランドイメージの低下につながることも少なくありません。

そのため、物流パートナーを選ぶ際には、トラブル発生時の対応フローや連絡体制を事前に確認しておくことが重要です。

専任の窓口が設けられているか、問い合わせへのレスポンスは迅速か、再出荷や代替対応をスムーズに行える体制が整っているかといった点は、実務上の安心材料となります。

平常時の運用が安定していることはもちろんですが、万が一の事態に備えた対応力こそが、エンタメ物流パートナーの真価を測る指標と言えるでしょう。

将来的な事業拡大を見据えた拡張性

最後に、現在だけでなく将来の事業成長にも対応できるかを確認しましょう。

販売規模の拡大、新たなECチャネルの追加、海外向け販売など、将来的な展開を見据えた柔軟性があるかどうかが重要です。

長期的な視点で信頼できるパートナーを選ぶことが、エンタメビジネスの安定成長につながります。

エンタメ物流もおまかせ「ロジモプロ」が選ばれる理由

株式会社清長が提供している発送代行サービス「ロジモプロ」はアーティストやアニメ、Vtuber関連など幅広いエンタメグッズのお取り扱い実績がございます。

その章では、ロジモプロが様々な業界、事業規模を問わずご利用いただいている理由を3つご説明いたします。

初期費用・月額固定費0円の完全従量課金制

ロジモプロは初期費用・固定費0円の完全従量課金制を採用しているため、事業規模問わず物流費の最適化にピッタリのサービスです。

また、最低出荷件数や利用期間の縛りもないため使いたいときに使いたい分だけご利用いただけます。

エンタメ物流に必要不可欠な物流波動への対応や繁忙期、閑散期への柔軟な対応も従量課金だからこそ物流費の最適化という形で実現することが可能です。

サービスの核となる物流現場を自社で運営

ロジモプロの運営会社である株式会社清長はEC物流に携わってから20年以上の実績がございます。

経験豊富なスタッフの手作業と自動梱包機を活用したハイブリッドの物流体制で梱包品質の向上と出荷スピードUPを両立しており、出荷精度は99.9965%を誇ります。

常に炎上のリスクを孕んでいるエンタメ物流において重要な高い物流品質を安定して実現することが可能です。

最短で当日入荷・翌日出荷のスピード対応とサポート体制

ロジモプロは平日午前中の納品で最短当日の入荷計上、翌日の出荷が可能です。

また、導入支援だけではなく、導入後のサポート体制も充実しています。

カスタマーサポートを倉庫にも設置しているため、作業の状況確認や急なトラブル時には倉庫現場に直接お問い合わせすることも可能です。

安心できるサポート体制はご利用いただいている事業者様からも評価いただいております。

まとめ

推し活の広がりとともに、エンタメ業界におけるECは今後も成長を続けていくと考えられます。

その一方で、出荷波動の大きさや複雑なグッズ構成、物流品質がファン体験に直結するという特性から、エンタメ物流には一般的なEC物流以上の対応力が求められます。

自社内でこうした課題すべてに対応し続けることは、人的・コスト面の負担が大きく、事業成長のスピードを鈍らせてしまう可能性もあります。

安定した物流基盤を整えることは、ファン満足度を高め、ブランドへの信頼を積み重ねていくための重要な戦略と言えるでしょう。

エンタメECの成長を加速させたい、物流の不安を解消したいとお考えの事業者様はお気軽にロジモプロへご相談ください。

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