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インタビュー

ネクストエンジンの魅力。EC事業の業務効率化を実現するために

NE株式会社
営業統括部 マネージャー
日橋 正義 様

2020年にロジモプロとAPI連携をした「ネクストエンジン」。

導入実績5400社を突破し業界No.1となっているその理由を知るべく、インタビューをいたしました。

目次

━━ まずは日橋様の自己紹介と担当されているお仕事の内容を教えてください。

NE株式会社の営業統括部のマネージャーをやっています日橋と申します。

もともと私はネクストエンジンを開発したHamee株式会社の取引先企業に勤めていたのですが、そのHameeの前身であるストラップヤネクストの時代に営業担当としてお付き合いがありました。そんなご縁もあり、当時展開していた卸売の事業を更に強化をするために、卸担当者としてHamee(旧ストラップヤネクスト)にジョインした形になります。そのころから清長様とはいろいろとお取り組みをさせていただいてましたね。

卸先を拡大するのに、いろいろな出荷の部分で清長様にはご尽力いただきました。そのあとに東京営業所の立ち上げを行いながら、社内の人事異動で突然「明日からネクストエンジンを担当して欲しい」と通達があり、2014年からネクストエンジン事業に入りました。

今は営業統括部のマネージャーとして、営業とアライアンスの責任者として業務を行わせていただいております。

━━ Hamee様の取引先企業で勤務されていたとのことでしたが、最初は何か商品を納めていたということでしょうか?

はい、それこそケータイストラップですね。

当時勤めていた会社から「小田原にストラップを売ってる会社があるから行ってきな」と言われて営業に行った事がきっかけです。

現Hamee会長の樋口と同い年であったこともありとても話が合い、「一緒にやらない?」というお誘いから入社したという経緯になります。

私がジョインしたときはネクストエンジンの導入社数が1500社ぐらいでしたね。

━━ネクストエンジンについて、サービスの概要をご紹介ください。

簡単にいうと複数のECサイト、楽天市場、Yahoo!ショッピング、Amazonなどの受注や在庫そして商品マスタを一元管理できるサービスです。

具体的にどんなことができるかというと、三大機能と言われている「受注」「在庫」「商品」がメインの機能です。その他には、各サイトの管理画面を開かなくても、APIで自動で受注データを取得することや楽天市場で商品が売れたらAmazonの在庫を1個下げるというような在庫連携。ネクストエンジン上に商品マスタを作れば、各サイトの新機種の登録や商品名の変更が可能だったり、マスタの変更ができる機能もあります。本当に冒頭のお話した通りに、複数のECサイトを一元的に管理できるシステムになっています。

※ネクストエンジンHPより

━━一元管理システムは色々なサービスがありますが、ネクストエンジンの強みは何ですか?

今はNE株式会社になっていますが、もともとネクストエンジンはHamee株式会社がリリースしました。Hamee株式会社はEC事業を行っていまして、自社のインフラとしてネクストエンジンを開発したという経緯があります。

楽天市場であったり、自社サイトなどを作っていって、実際に僕らがEC事業をやりながら「こういうことができたら良いよね」「こんな機能があったら便利だよね」というのを目で見ながら実運用をして、自分たちで実感しながら作りあげたシステムであることが一番の強みだと思っています。

他の一元管理システムにも似たような機能は多数ありますが、ネクストエンジンはEC事業に必要な細かい機能が非常に多いんじゃないかと思います。

また、ネクストエンジンは単体で動く仕組みではなくプラットフォーム化しています。パブリックのAPIも公開しているので、ネクストエンジン上の機能だけじゃなくて、さまざまな連携ができます。

自分たちでカスタマイズできる部分であったり、開発パートナー様にご協力いただいて、他のシステムと連携できるアプリケーションも開発しています。

ネクストエンジンだけでは完結しない業務、例えば物流面やフロント面などをアプリストアで自分で追加できます。iPhoneみたいなイメージです。そうすることで、より長く効率化ができるようになる構成にしているのが特徴ではないかと思っています。

━━アプリは自社開発したアプリだけでなく、他の事業者さんの開発したアプリも追加できるんですか?

はい、可能です。むしろサードパーティーの方が開発されているアプリのほうが圧倒的に多いです。

イメージではShopifyに近しいかなと思います。やはりEC事業をやっていると、企業様ごとにお悩みが違うことがわかりました。

その都度カスタマイズの話になってしまうと、どうしても金額が膨大になってしまうので、みんなで使えるように、汎用的なアプリケーションを提供することで使いやすく、コストをかけないで効率化する、ということができる仕組みになってます。

※ネクストエンジンHPより

  • ECの現場から生まれたサービス

    ネクストエンジンは、Hamee株式会社(証券コード:東証プライム 3134)がECを運営する中で、「もっと業務を楽しくしたい」という声から生まれました。搭載している各機能は、それぞれ必要なタイミングで使い始めることが可能です。

  • 変化に強いカスタマイズ性

    ネクストエンジンは「アプリ」で機能をカスタマイズ・追加できます。事業規模や社会環境が変化しても、変わらずずっとご利用いただくことが可能です。

  • コストを大幅削減

    確認や対応をシステム化することで、受注から出荷の作業時間を最大95%削減できます。例えば、受注処理に費やす時間が月間25時間だった場合、最大で1.25時間まで短縮できます。

━━ネクストエンジンの開発は清長の現場が貢献できた部分もあったでしょうか?

開発当時から出荷業務は清長さんにお願いしていたので、大変ご協力いただいていた認識です。ネクストエンジンはどこまでいってもWMSではないので、あくまで受注管理のOMSという立ち位置なんです。

ピッキング後のバーコード検品機能、伝票出力機能など清長さんに実際の発送を通してネクストエンジンを試していただきながらフィードバックを元に開発しました。

━━ネクストエンジンのスタート時点で社内にはエンジニアの方はいらしたのでしょうか?

ニワトリと卵みたいな話になってしまいますが、いたという認識で良い思います。数名ですね。そのエンジニアが現場に行って在庫管理を行ったりする、本当に小規模なことから作り始めました。

当時、小売事業者がシステムを作るという開発の経緯は他にはなかったと思います。Hameeが規模の小さいときからずっと使ってるからこそ、規模が大きくなった今でも安心して使える、ということを自分たちで実証実験をしてきた形になりました。

昔話にはなりますが、ネクストエンジンを公開して、Hamee以外の企業様が使い始めたときには、色々な業界の方からお話を伺うことができました。その中には「こういう機能がないと全然使えないよ」なんていうお電話を受けながら、その場でプログラムを入力してネクストエンジンを更新していたということもありました。

Hameeだけのノウハウじゃなくて、初期のネクストエンジンユーザーさんのノウハウもいっぱい詰まっています。

━━ 現在、5400ユーザー様ほどがいらっしゃるとお聞きしましたが、何をきっかけにネクストエンジンを導入されたのか、ベスト3みたいなものがあればお聞きできますか?

皆さんEC事業を進めていると、やはり1店舗、1サイトだけだと売上の拡大というのが難しくなってくるタイミングがあるんですよね。今はポイント商圏と言われていて、楽天ポイントを持っていたら楽天市場で購入しますし、PayPayポイントだったらYahoo!で購入する形で、それぞれポイントをどうやって使っていくかというのが重要になっています。

そうすると、1店舗だけだと売上が頭打ちになってしまうので楽天、Yahoo!、そのあとにAmazonという形になってくるEC事業者様が増えてきます。

そこで必ず課題になるのが、各サイトにログインして、情報を引き出し、出荷をして、在庫が1個売れたら他のサイトの在庫を更新する…という業務がハードルと感じる方が多店舗展開をする為に導入していただく事が一番多いのかなと思いますね。

次に在庫管理での課題です。システム上の在庫と実在庫が合わないことや、ECサイト上で売りが入ったときの在庫更新の仕方がわからないなど、在庫管理を始めようというきっかけでネクストエンジンを導入する方もいらっしゃいますね。

その他には、事業拡大、EC事業を本気でやっていくというときにネクストエンジンのようなツールがないと、属人化になってしまいうまく店舗が回らなくなってしまうという課題をよく聞きます。

私も何社か経験がありますが、3店舗ほどの運営になると、それぞれの店舗に専属の担当者がつくことで「Aモールの担当が休みだから、今日はAモールの出荷ができない」という、売りたいのに売れないなど、行っていることがブラックボックス化してしまう事態になりかねません。ですのでシステムでのルールを一本化するために、ネクストエンジンをご採用いただくというケースもあります。

あとは最近増えているのはDXみたいな切り口で、基幹システムとのデータ連携や、実店舗のデータを連携することでデータを統合するための中間ツールとしてネクストエンジンをご採用いただくケースもありますね。

※ネクストエンジンHPより

━━どのようなサポート体制を敷かれているか教えてください。

基本はメールとお電話で対応させていただいておりまして、初めてお使いになられる方から、稼働までを分担して担当するカスタマーサクセスの専門チームがいます。ネクストエンジンができる機能は膨大ですので、運用を聞いて、そこに対してベストな設定ができるようなサポート体制を構築させていただいております。ご希望があればZoomなどWEB会議などでも対応させていただいております。

 

━━実際にWEB会議で「この画面のここなんだけど」みたいなこともご希望に応じて対応が可能なのでしょうか?

基本的にはサポートセンター側で同じ画面を見れるようになっています。やはり運用を決める初期段階のところで、一緒にどういう設定にしたほうが良いかだったりとか、課題点の抽出の段階で、Zoomを使用してご案内させていただく方はいらっしゃいます。

━━ロジモプロとのAPI連携後は反響ってありましたでしょうか?

はい、お問い合わせは増えていると思います!ネクストエンジンのプラットフォーム上、清長さんのほうに直接お問い合わせが行くというパターンのほうが多いですが、新しいアプリが出るとサポートセンター側には「どんな機能ですか?」というお問い合わせが来ますので、増えてますね。

ネクストエンジンで受注、在庫、商品マスタを自動化、効率化できても、出荷の部分に関してはやはり残ってしまう作業なので、ここのアウトソーシングを自動化できることで、かなり選択肢が広がってくれたんじゃないかなと思います。どうしても出荷側の人員を揃えるのはECのスタートアップの方にとっては凄く大変だと思います。ですが、1人でのスタートアップでも、出荷の部分をやってくれるアウトソーシング先があるっていう安心感が非常に良いのかなと思います。

 

━━22年8月1日に分社化をされて、NE株式会社として新しいスタートを切られましたが、今後の展望を最後に締めとしてお伺いできますか。

ネクストエンジン事業だけではなく、子会社だったHameeコンサルティングが正式にジョインしました。あとはロカルコというふるさと納税の支援事業も、NE株式会社で展開することになりました。

今まではECのバックヤード支援だけでしたが、ECコンサルも入りましたので、フロント側の支援や製作、構築ができます。
それに、ふるさと納税の支援など地域活性化のようなことも、このあとサービスとしてどんどん拡大していく予定です。今までのtoCの営業支援からもっと広げて、コマース全体に広げていき、バックヤードを全部支えられるような会社にしていきたいという展望があります。

 

NE株式会社(エヌイー株式会社)はEC Attractions「NEXT ENGINE」を中核に、EC SaaS事業、ECコンサルティング事業、ふるさと納税支援事業を提供し、全てのコマースを支えることを目指して活動しています。

NEXT ENGINE

複数のネットショップを一元管理して、ショップ運営を楽にするためのクラウドシステムです。

https://next-engine.net/

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ECコンサルティング

EC事業者の「勝つストーリー」を描く、月6万円からのECコンサルサービスです。

https://hamee-consulting.co.jp/

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ロカルコ

自治体の「寄付額を増やしたい!」「コストを減らしたい!」「事務負担を減らしたい!」そんな声にお応えするサービスです。

https://hamee-furusato.jp/

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ニューアキンドセンター

EC事業者に役立つ情報を真面目に発信しつつ、忙しいEC事業者に楽しんでもらえるオアシスとなるようなメディアです。

https://new.akind.center/

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合同会社ユウボク
佐藤様

ネクストエンジンを選んだ理由は?

前職でECサイトの運営に携わっていて、そのときに導入していたのがネクストエンジンでした。現状のビジネスに対しても、そのままスムーズに動かせることができるのがネクストエンジンだと感じたため使用する決め手になりました。

ネクストエンジンの魅力、使って良かったところは?

多店舗の受注情報を集約管理できる点です。どんなECプラットフォームでも情報を取り込んで受注管理ができ、クラウドファンディングなどのスポットで受注する場合でも、利用することができるのでとても便利です。

ネクストエンジンのおすすめの使い方はありますか?

売上の記録の抽出です。製品がいつからいつまでで、何個売れたかという情報が、簡単にネクストエンジンの売上実績の画面から確認ができます。
これによって、根拠のある数字を抽出できるので自社のプロモーション活動を行う際には情報が集約されていてとても便利に活用できます。

今回インタビューを受けていただいた日橋様は「ネクストエンジンの象徴的存在」と言っても過言ではない方で、これまで多くのEC事業者様をサポートされてきました。

ECの一元管理システムとしては導入社数No.1であり、今ではEC事業に携わる方なら誰もが知っているネクストエンジンですが、開発当時のエピソードまでを知る人は少ないのではないでしょうか?

日橋様だからこそお伺いできる貴重なお話の数々にロジモプロ一同大満足のインタビュータイムでございました!

当時はクライアントの電話を受けながらシステム改修を行っていたこともあるというお話があったように、インタビューを通じて「とにかくユーザーファーストの精神を大切にされている」という印象を強く受けました。

その結果が導入社数No.1という結果に繋がっているのだと確信しました。

また信頼度の高さについても、自社開発した一元管理システムを使い、自社のEC事業を大きく発展させてきたというHamee様の実績を見れば明らかです。

多店舗展開をされている事業者様はもちろん、これから多店舗展開を検討されている事業者様は、ネクストエンジンにご相談される事をおススメいたします!

~ロジモプロ編集部~

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