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置き配とは?メリット・デメリットや対応している配送会社などを紹介

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置き配で届けられた荷物

2024.05.10

担当者のイメージ画像

通販サイトを利用してショッピングする際、配送方法として「置き配」を利用したことがある方もいるでしょう。置き配は、玄関前や宅配ボックスなど、荷物の置き場所を指定できるサービスです。

置き配は商品の購入者だけでなく、配送会社やEC通販事業者にとってもメリットがあります。ただし、デメリットもあるため、置き配を利用する際は注意が必要です。

当記事では、置き配とは何か基本情報を解説するとともに、立場別にみた置き配のメリットやデメリット・注意点、置き配に対応した配送会社やECモールなどを紹介します。

置き配とは?

置き配とは、受取側が事前に指定した場所に荷物を届けてもらうサービスを指します。指定できる置き場所は業者によっても異なりますが、荷物の宛先住所と同一の住所内であれば、以下のような場所を荷物の配達場所として指定可能です。

◆置き配で指定できる配達場所

  • 玄関前                                                       
  • 宅配ボックス                                                                
  • 置き配バッグ           
  • 物置               
  • 車庫               
  • 自転車のカゴ など

非対面で荷物を受け取れる「置き配」は、2020年の新型コロナウイルス感染症の感染拡大を機に急速に普及しました。コロナ禍を脱した後も、ライフスタイルの多様化と言った理由から置き配を選ぶ購入者も増えています。配送会社、EC通販事業者にとっても利便性の高い配送方法であるため、置き配の需要は今後も増えていくと考えられるでしょう。

立場別にみた置き配を利用するメリット

置き配を利用することには、配送会社・EC通販事業者・購入者のそれぞれに大きなメリットがあります。ここでは、それぞれの立場で得られる置き配のメリットについて詳しく解説します。

配送会社にとってのメリット

配送会社が置き配を利用する最大のメリットは、再配達の頻度を減少できる点です。

近年はEC市場拡大によって物流量が増加傾向にある一方で、物流・運送業界の人手不足・人材不足が深刻化している状況です。さらに、2024年4月より物流・運送業界においても時間外労働時間の上限規制が適用されるようになり、労働時間の短縮による輸送力不足も懸念されています(2024年問題)。
(出典:国土交通省 東北運輸局「物流の「2024年問題」とは」/https://wwwtb.mlit.go.jp/tohoku/00001_00251.html

このような状況の中、2023年10月における宅配便の再配達率は国土交通省の調査では約11.1%と決して低くはありません。再配達の頻度が高いことは、ドライバー・配達員や配送会社にとって大きな負担になっていると言えます。

(出典:国土交通省「令和5年10月の宅配便の再配達率が約11.1%に減少」/https://www.mlit.go.jp/report/press/tokatsu01_hh_000736.html

置き配を利用することで再配達の回数が削減されれば、配送業務が効率化され、ドライバーの負担軽減につながると考えられます。労働力不足の解消や生産性の向上により、物流における2024年問題の解消も期待できるでしょう。

参考記事:物流業界を取り巻く「2024年問題」とは|働き方改革に向けた課題も

EC通販事業者にとってのメリット

ECでの通信通販を利用する消費者の中には、購入したものを早く手元に届けてほしい方も多くいます。一方で、仕事や用事などで配達可能時間帯での受取が難しい方や、荷物の受取による時間の制限が苦手な方も少なくありません。このような背景から、在宅時・不在時を問わず非対面で荷物を受け取れる「置き配」を配送方法として選ぶ利用者も増えています。

EC通販事業者側が自社の通販サイト(ネットショップ)における配送方法に「置き配」を加えることにより、置き配を希望する購入者の利便性が向上するでしょう。顧客満足度アップにもつながり、リピーターや好意的なレビューの獲得も期待できます。

また、置き配を導入していない他社通販サイトとの差別化を図ることも可能です。競合の通販サイトと比較した際に自社の通販サイトを選択してもらいやすくなるため、売上アップにもつながるでしょう。

購入者にとってのメリット

EC通販(ネット通販)で商品を購入した消費者が置き配を利用することには、配達時における時間や行動の制限がなくなるという大きなメリットがあります。

置き配を選択すれば、荷物の配達予定日時に家にいる必要がありません。仕事や急用で配達可能時間帯での受取が難しい方でも、購入した商品をなるべく早く自分の手元に届けてもらえます。配達を気にせず外出できるため、時間を有効に使うことも可能です。再配達や日時指定の手間がかからない点も大きな魅力と言えるでしょう。

また、置き配を利用すれば非対面で荷物を受け取れるため、調理中や入浴中、子供の寝かしつけ中など、自宅にいるものの手が離せないときにも商品を受け取れます。お風呂上がりやメイクの途中といった、人と顔を合わせたくないタイミングでも問題ありません。感染症流行時には、感染症対策として置き配を活用することもおすすめです。

置き配を利用する際の注意点・デメリット

置き配の利用は、配送会社・EC通販事業者・購入者にとって多くのメリットがありますが、注意すべきポイントやデメリットがある点にも気を付けましょう。

ここでは、置き配を利用する際に注意したい「誤配送」「盗難」「汚損・破損」の3つのデメリットについて解説します。

誤配送

置き配は非対面で受け取れる配送方法であるため、荷物の誤配送が起こるリスクがあります。「自分の荷物がよそに配達された」「他人の荷物が届いた」など、対面配達なら受取時点で気付ける宅配トラブルに、時間が経過してから気付くケースも少なくありません。

誤配送の荷物を正しい配送先に再送するためには、相応の時間と手間がかかります。EC通販事業者は「宛先の書き方を工夫する」「誤配送が発生した場合の対応方法を通販サイトに記載する」などの対策を行うことが重要です。購入者は名前や番地・部屋番号などを確認しやすい位置に置き配依頼ステッカーを貼り、誤配送防止の工夫をするとよいでしょう。

盗難

置き配を利用するデメリットの1つとして、荷物の盗難被害が発生する危険性がある点が挙げられます。不在時に置き配を利用する場合は、周囲から見えにくい場所を配達場所として指定したり、宅配ボックスや置き配バッグなどを活用したりするとよいでしょう。また、長時間置きっぱなしの状態にしないことも大切です。

荷物の盗難を防ぐためには、配送会社やEC通販事業者が盗難防止に向けたサービスを導入するのも重要なポイントになります。「購入者に配送時間を事前に通知する」「置き配した荷物の写真とともに配達完了通知を送る」などのサービスを積極的に取り入れましょう。

汚損・破損

置き配を指定する場所や荷物の内容・重量によっては、以下のように荷物が汚れたり破損したりするケースも考えられます。

  • 配達場所に玄関を指定したら雨で濡れてしまった                                           
  • 軽量の荷物が風で飛ばされてしまった                                                               
  • 不安定な場所だったため荷物が落ちて壊れた    

置き配を利用する際には、荷物のサイズや形、重量、配達日時の天候などを考慮して指定場所・置き場所を考えることがポイントです。

置き配に対応した配送会社とECモール

近年の置き配需要の高まりに伴い、置き配のサービスを導入する配送会社やEC通販事業者も増えています。ここでは、置き配に対応している代表的な3つの配送会社と2つのECモールについて確認しましょう。

配送会社 利用条件 利用方法・配送に関する特徴
ヤマト運輸 ヤマト運輸と連携したECサイトで購入した荷物 荷物が配達される直前まで受取方法・受取場所の変更が可能
佐川急便 個別契約を結んだ出荷元の荷物のうち、下記サービスを利用する荷物
・飛脚宅配便
・飛脚航空便
・飛脚ジャストタイム便
配達完了時に荷物の写真付きで受取人に通知される

日本郵便

次の(1)(2)の条件を満たせば利用可能
(1)「指定場所配達に関する依頼書」を担当郵便局に提出する、または「置き配バッグ OKIPPA」をオンライン購入して設置する
(2)下記の条件に該当する荷物
・郵便受けに入らない荷物
・ゆうパック、レターパック、国際郵便物
書留郵便物やセキュリティゆうパックの場合、下記のような設備が必要
・施錠可能な宅配ボックス
・受領証発行機能付きの宅配ロッカー
・固定されたボックス など


◆置き配に対応している主なECモール

ECモール 利用条件 置き配を選択できないケース
Amazon 発送通知メールに「Amazonでお届け」と表示される荷物
※玄関前への置き配が初期設定となっている
・対象エリア外への配達
・ポスト投函できる荷物
・Amazonフレッシュで注文した荷物 など
楽天市場 ・置き配対象ショップでの購入
・購入金額1万円以上(医薬品は除く)で前払いした商品
・置き配未導入ショップでの購入
・ゆうパック以外の商品
・代引きや着払いの商品

 

まとめ

置き配は、配送会社・EC通販事業者・商品購入者それぞれにとってメリットがあります。配送会社にとっては再配達率を抑えて業務効率を向上できる可能性があり、EC通販事業者は顧客満足度アップが期待できる点がメリットです。購入者にとっては、配達を気にせず外出できる点が大きな魅力と言えます。

発送代行サービス「ロジモプロ」は佐川急便の指定配送ができ、送り状に「置き配でお願いします」といった備考を記載することも可能です。置き配にも柔軟に対応できる発送業務のアウトソーシングを検討している方は、ぜひロジモプロにご相談ください。

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