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新世代3PLと4PLの違いと見分け方(自社物流型とシェア物流型)

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2022.04.22

従来型の物流3PL(自社物流運営)とは?

「Third Party Logistics(略して3PL)」とは、一般的に荷主様に対して物流改革を提案し、包括して物流業務を受託し遂行することを言います。基本的には、荷主様と運送業者という「利益相反」する関係による不都合を解決するために、ノウハウを持った第三者が、荷主の立場にたって、ロジスティクスの企画・設計・運営を行う事業が「3PL」だと考えられています。

業務範囲としては、調達物流、工場内物流・販売物流(在庫管理・輸配送管理)・静脈物流(産業廃棄物、返品、修理品)を、荷主様の物流部門に代わってトータルに請け負います。

業務を遂行する為には、「物流オペレーション能力」と「物流システム設計・提案能力」の2つの能力が求められます。
また、「ハードウェア」「ソフトウェア」「ヒューマンウェア」の3つの要素も欠かせません。

従来型の物流4PL(コンサルティング)とは?

「Fourth Party Logistics(略して4PL)」とは、本来は荷主様に立場にたって、経営方針に基づくロジスティクスの戦略立案から携わり、企業課題を解決を立案し、3PL会社の選定や3PLの管理を、コンサルティングの立場で行う事業が「4PL」だと考えられています。

しかしながら、日本の4PL事業の実態としては、荷主様の立場でのコンサルティング業務を実行できている会社は極めて少なく、3PLが物流業務を請け負いながらコンサルティングもしているという中途半端なポジションになっている事が多く見受けられます。それは日本ならではの物流コンサルティングの価値が低い為、コンサルティング料金のみで契約できないという商習慣からくるものであると思われますが、上記では純粋に荷主様の立場にたっての提案は不可能であり、3PLと実態は大きく変わらないのが実情です。

従来型の物流3PLと物流4PLのメリット・デメリットとは?

3PL事業者は物流オペレーションのプロであり、複雑化する物流庫内業務の改善と物流サービスの差別化を荷主様へ提案し、物流業務領域全般を請け負う事で、荷主様の物流インフラに対する重い責任を担う事となります。昨今では荷主様のビジネス環境も非常に厳しくなっている為、荷主様が生き残る為に新たなビジネスモデル(EC、オムニ、D2C等)や商材にチャレンジする事が多く、より専門性・マルチ性が求められています。

4PL事業者は、生産から販売までのサプライチェーンの全体最適化などの荷主様の総合的な物流戦略の転換期においては、コンサルティングという点で大きな役割を果たすことができます。
上記を鑑みると、双方を比較してのメリット・デメリットではなく、役割が全く違う為、目的に応じて3PLと4PL事業者を採用する必要があります。
コスト面だけで考えると、4PL事業者に、3PL事業部分も同時に業務を依頼すると、2重コストが掛かってしまう場合が多く、荷主様側の物流知見のある物流責任者のスキルと経験が問われてくると思われます。

新たな「クラウド型物流アウトソーシングサービス」の台頭

昨今では、新世代の”クラウド型物流アウトソーシングサービス”(当社では『ロジモプロ』)が生まれ、台頭してきています。

サービス内容としてはWEB利用での物流アウトソーシングサービスで、物販企業が利用する基幹システム・受注管理システムやECモールと、倉庫管理システム(WMS)を繋ぎ(もしくはWMSを内包)専用プラットフォーム(管理画面を)を提供し、明朗会計な物流アウトソーシング利用料を打ち出しているサービスです。日本では、2015年頃から開始しているサービスもあり、中小企業を中心に広く利用されています。

そのクラウド型物流アウトソーシング中でも、運用面で大きく2つに分類されます。
①システム会社系非物流会社によるシェア物流
②物流会社による自社運用による自社物流

①は、物流用語でいう所の狭義の4PL物流アウトソーシングの領域ではありますが、本来の4PLは荷主企業の経営戦略に基づいた戦略的物流コンサルティングが主な業務範囲であるため、狭義であると言わざるを得ません。
一方②は、物流用語でいう所の3PL物流アウトソーシングの領域であるといえます。

”システム会社系非物流会社によるシェア物流型”の「クラウド型アウトソーシングサービス」とは

狭義な意味での新世代の4PLクラウド型アウトソーシングサービス。
システム会社がインターフェイス(管理画面)とサービス料課金を行い、下請け物流会社へ業務委託する物流サービスモデル。(ビジネスマッチング+課金)
荷主様の物流リスクに直結する物流サービスレベル・品質は下請けの物流会社が担います。

”物流会社の直接運用による自社物流型”の「クラウド型アウトソーシングサービス」とは

新世代の3PLクラウド型物流アウトソーシングサービス。
流会社が物流ノウハウを駆使してインターフェイス(管理画面)や物流オプションを開発提供し、サービス料課金を行い、自社で物流オペレーションを行い、物流オペレーションの機会化・自動化などの進化を続けていく物流サービスモデルです。
荷主様の物流リスクに直結する物流サービスレベル・品質は、自社物流会社が担う為、安心かつ改善活動が期待できます。

新世代物流サービスの3PLと4PLの見分け方(自社物流型とシェア物流型)とは

3PL(自社物流型)と4PL(シェア物流型)については、ホームページを見ただけでは分からない時があります。
なぜなら、4PLサービス事業者はその情報を隠したいと思っているからです。
特に多いのが、一部自社運用と明記していたり、実際契約する前、もしくはクラウド物流アウトソーシングサービスの場合は規約上に明記されて初めてわかる場合です。
必ず間違いがないのが、契約やサービス利用前に、「倉庫見学」を希望する事です。
3PL(自社物流型)とはっきり伝えてくる場合も上記を希望する事で、事実がはっきりするかと思います。
「倉庫見学」では、HPでは見る事のできない、現場オペレーションの実態の一部を見る事ができます。
是非「倉庫見学」を希望する事、実際倉庫見学に行ってみる事をお勧めします。

日本の現在・近未来における物流領域課題とビジネス持続性について

現在の物流業界が直面する”労働力の激減”は、2030年まで加速していきます。
物流業界は、公共サービス・インフラサービス業界、飲食・小売業界と共に、労働力不足が直撃する業界であり、各物流会社は生き残りをかけ、庫内作業のシステム化・自動化・機械化・ロボット化などの企業努力を続けています。
物流業界は宅配業界と同じく、”量”を拡大していく事による利益拡大でなく、”質と最適化”を求められる厳しい業界となっています。他業界と同じく、物流企業として戦略思考が重要であり、設備投資・人材投資に支えられた持続可能なビジネスモデルを確立した企業のみが生き残れる状況となっています。

日本の現在・近未来における物流3PLと物流4PLのメリット・デメリットとは?

現在のビジネス環境で大事な事は、自分の会社に合った「信頼できる持続可能なパートナー企業・サービス」を選択する事です。
3PLと4PLの特色は上記でお伝えさせていただきましたが、それぞれの役割を良く理解することが重要です。
また、新世代の物流アウトソーシングサービスの台頭時代においても、物流会社としての役割や使命を全うする企業・サービスを選択することをお勧めします。

まとめ

物販企業様にとって、大事な”商品”と、大事な”エンドユーザ様”への物流業務を委託する会社・サービス選びは重要であり、十分信頼できる物流企業・サービスとの出会いがその後の企業成長に直結する事も多くあります。
昨今は、多くの物流会社・多くの物流サービスが乱立する時代です。是非一度、ロジモプロへお問い合わせいただけると幸いです。

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