導入事例
規模を問わない柔軟性と作業効率化を叶えるシステム
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日本スティーベル株式会社 T.H様
昭和61年の設立以降、ヨーロッパの住宅設備の輸入販売を通して「快適」な住環境作りを常に意識しながら、省エネのための製品提供を続けている日本スティーベル株式会社様にロジモプロ導入のメリットや使用感についてお伺いしました。
目次
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快適さと持続可能性の両立を求めて
━━ 貴社の歴史について教えてください。
1924年にドイツのスティーベルエルトロンが電気投げ込みヒーターの販売を開始してから現在にいたるまで、世界中に住環境を快適にするための様々な先端技術提供を続け2024年に100周年を迎えました。
1968年には蓄熱暖房器を発売し、ヨーロッパ各国をはじめ世界中で人気を博し、現在までに1000万台以上を出荷しています。
蓄熱暖房器でトップシェアを誇る当社の製品は、日本でも15万台以上を出荷しており多くの皆様にご愛用いただいております。
日本スティーベルは昭和61年の設立以降、スティーベル社の販売代理店を経て30年ほど前にスティーベルエルトロンインターナショナル社とのジョイントベンチャーという形で日本法人になりました。
━━ 製品の特徴を教えてください。
スティーベルの製品は蓄熱暖房器以外にもパネルヒーターや電気温水器、ヒートポンプ、熱交換型の換気システムなど多岐にわたりますが、一貫して環境に優しく、高品質な製品というのが特徴です。
企画、開発、設計、製造まであらゆる工程で評価が行われ、品質の高さを維持しています。
結果的にプロジェクト全体の費用の内30%が研究開発に費やされています。
━━ 日本とドイツの製品の違いや販売傾向について教えてください。
ドイツではエネルギーや住環境への関心や技術力が高く、日本よりも20年くらい進んでいる印象です。
ドイツで20年前に売れていたものが日本では今売れていることも多く、蓄熱暖房器などもその1つです。
ドイツの住宅は日本の住宅と比較して断熱性や気密性に優れており、その最先端の住宅性能に合わせた製品を中心に製品開発していましたが、近年は日本の住宅性能に準じた日本向けの製品開発も進むようになりました。
新製品が出るサイクルも日本とは異なります。
日本では家電製品の多くが毎年新商品を発売しますが、ドイツはそうではありません。
日本では半年から1年かけて製品開発をして販売、7年前後で部品の保有義務がなくなり、その後は買い替え、のようなパターンが多いですが、ドイツでは開発に最低でも5年以上の年月を費やし10年から15年ほど販売します。
販売後の修理可能期間も10年以上ある場合が多く、1つの製品の開発から販売終了まで30年ほどの期間があります。
品質はもちろん、デザイン面でも長く使える製品が多いところも日本の製品との大きな違いだと考えています。
業務負荷の改善と作業効率化
━━ 発送代行の検討に至った理由を教えてください。
当時は仙台と横浜の2拠点に製品と製品の部品の出荷を担う倉庫を構えていました。
繁忙期になると製品と部品どちらの出荷件数も増加するため業務負荷が高まってしまい、現場が回らなくなってしまうことが多々ありました。
そこで比較的サイズの小さい部品だけでも別の倉庫に移管する必要があると考え発送代行サービスの利用を検討し始めました。
また、ネット販売しているにも関わらず注文が来たら手作業でエクセルへの入力を行っていたり、注文数が増えるにつれて手間も増えたりと作業コストがかかっていたことも理由の一つです。
部品は製品と比較して単価が低いこともあり、受注処理や倉庫内作業のコストなど網羅的な物流コストの見直しをしたいという思いもありました。
規模を問わない柔軟さとシステム連携が決め手
━━ロジモプロを選んでいただいた理由を教えてください。
数社ほど検討しましたが、カラーミ―ショップやBカートと連携できることや料金体系がオープンになっていたことなどが決め手でロジモプロさんに委託を決めました。
料金体系がオープンになっていることで自社契約倉庫での発送業務を行っていた際の送料と比較することができ、金額的にも安価だったことも一つの理由です。
他には当時は出荷件数が一日数百件、数千件の規模でないと自動化や外部委託はできないと考えていたのですが、ロジモプロさんでは商品1点、発送1件からでも委託できるというのも非常にありがたかったです。
━━ECプラットフォームにカラーミ―ショップ、Bカートを選んだ理由を教えてください。
受注をECに集約して効率化を図る目的で、まず10年以上前にカラーミーショップを導入し、3年ほど前からBカートを導入しています。
カラーミーショップはフィルターなどの消耗部品をお求めになる個人様向け、Bカートは修理等の部品を購入されるアフターサービス店さんなどBtoB向けで、用途を分けています。
カラーミーショップの方は10年以上も前になるので明確な導入理由を覚えていないというのが正直なところなのですが、BカートはBtoB用のASPカートとして比較的導入しやすく、デザイン面を含めサイト構築を外注することなく社内で完結できそうだと感じたことが導入の決め手です。
サイトの制作を外注してしまうと依頼に対しての成果物を確認し、修正を出し再度確認するといった手間が複数回発生してしまうのがネックに感じ、同じ手間をかけるなら社内で完結させたいと考えました。
効率化と梱包品質の均一化、物流コストの見える化も実現
━━ロジモプロ導入を導入してからの変化などがあれば教えてください。
自社倉庫で発送業務を行っていた当時は発送業務に関するやり取りは全てエクセルで行っており、アナログでの対応でしたが、ロジモプロさんは利用しているECプラットフォームと連携しているため委託後は全てオンラインで発送業務を完結できていることが一番大きな変化です。
他にはシュリンク梱包など一定の物流品質が担保できることもメリットだと考えています。
私も年に1度注文をしますが、届いた商品の梱包が丁寧にされているとしっかりと物流業務を行ってくれていると実感します。
お客様にとっても梱包が丁寧にされていることはプラスの要素だと思いますし、品質が均一化されていることは安心です。
また、従来は送料がすべてまとめての請求(紙ベース)となっていたため、EC分だけを仕分けることは難しくクライアントごとの送料が不明瞭な状態でしたが、案件ごとに送料原価を算出できるようになったことで改善されました。
過去の送料原価を平均化した上で、沖縄県を除く送料を統一*できたことはメリットになったと思っています。
*…ロジモプロでは60サイズ以上(宅配便)の送料を全国一律(沖縄県のみ別途中継料発生)とさせていただいております。
ドイツから世界へ、日本へより質の高い「快適」をお届けする
日本スティーベル株式会社
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日本スティーベル株式会社コーポレートサイト
https://www.stiebel-eltron.co.jp/
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